〜更年期-薬に頼らない体の整え方〜
40代後半から50代前半にかけて、多くの女性が経験する「更年期」
この時期、女性ホルモンの急激な減少により、心身にさまざまな不調があらわれます。
たとえば、
こうした症状に悩まされる方の中には
病院で「更年期障害」と診断され
ホルモン補充療法や向精神薬などの薬を勧められることもあります。
しかし、「できれば薬に頼りたくない」
「根本的に体を整えたい」という方も少なくありません。
そんなとき、選択肢のひとつとして注目されているのが「整体」です。
更年期の不調には、ホルモンの変化だけでなく
「自律神経の乱れ」が大きく関係しています。
自律神経は、呼吸・血圧・消化・体温調節・睡眠など
私たちの体を無意識にコントロールしている神経です。
更年期に入りホルモンのバランスが崩れると
この自律神経の働きも乱れやすくなり
体と心のあちこちに影響を及ぼします。
整体では、この自律神経の通り道である「背骨」や
「骨盤」などの歪みを整えることで、神経の流れをスムーズにし、
自然治癒力が働きやすい体をつくっていきます。
当院ではまず、背骨と骨盤の動きを丁寧にチェックします。
更年期にお悩みの方の多くに見られるのが、以下のような傾向です。
こうした姿勢や筋肉の緊張は、血流やリンパの流れ
自律神経の働きを妨げる原因になります。
そこで、無理のない優しい施術で骨盤を整え
背骨のひとつひとつにやわらかさを取り戻していきます。
特に当院では、「痛くない、安心できる整体」を心がけています。
“いい痛み”“ここちよい刺激”で体が自然にゆるむように施術します。
更年期の方に共通して見られるのが「呼吸の浅さ」です。
自律神経と深く関係する横隔膜がうまく動いていないと
呼吸が浅くなり、リラックスしにくくなります。
整体で肋骨の角度や胸郭の柔軟性を整えることで
横隔膜の動きが改善され、自然と深い呼吸ができるようになります。
呼吸が深くなると、副交感神経(リラックスの神経)が働きやすくなり
夜も眠りやすくなったり、心の不安がやわらいだりするのです。
更年期の不調は、決して「心の弱さ」や「加齢のせい」だけではありません。
むしろ、今まで頑張ってきた体と心が、少し休憩を求めているサインかもしれません。
整体で体をゆるめ、整える時間は、
「今の自分の体と向き合う」「大切にする」ことでもあります。
私たちが行う整体は、単に骨をボキボキ鳴らすような施術ではありません。
あなたの呼吸や筋肉の緊張、骨の動きに寄り添いながら、丁寧に整えていきます。
そして施術後には、簡単なセルフケアや、
正しい座り方・歩き方のアドバイスも行っています。
特に「骨盤の真上に頭蓋骨がくる姿勢」や「浅い椅子に坐骨で座る意識」は
更年期の不調緩和に大きく関わります。
薬に頼らない体づくりには時間がかかるかもしれません。
でも、体が本来持っている力を引き出すことで
少しずつ変化を感じていくことができます。
更年期は「終わり」ではなく、「次の人生の始まり」。
そのスタートを、軽やかな心と体で迎えられるよう
整体の力をぜひ活用してみてください。
あなたの体にそっと寄り添う整体を、心をこめてご提供しています。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年4月15日(火)
~長引くお尻の痛みや足のしびれにお悩みの方へ~
「病院で梨状筋症候群と診断されたけど、なかなか良くならない」
「痛み止めやストレッチだけでは限界を感じる…」
そんな方が、当院にも多く来院されています。
梨状筋症候群とは、お尻の深いところにある「梨状筋」が硬くなり、
そのすぐ下を通る「坐骨神経」を圧迫することで痛みやしびれが出る症状です。
特に長時間の座り姿勢や、体の使い方の偏りが大きな原因となります。
梨状筋症候群の大きな悪化要因のひとつが、「長時間の同じ姿勢」です。
たとえば以下のような場面は要注意です。
動かずに同じ姿勢が続くことで、梨状筋を含むお尻まわりの筋肉が硬くなり、坐骨神経を圧迫しやすくなります。
1時間に1回は立ち上がって体を動かす、こまめに姿勢を変えることが大切です。
1時間に1回は立ち上がって体を動かす、こまめに姿勢を変えることが大切です。
「ソファに座ってると楽な気がする…」
そう思う方も多いですが、やわらかいソファは体が沈み込み、
骨盤が後ろに倒れやすくなります。
その結果、梨状筋に余計な負担がかかり、症状が悪化する原因にも。
とくに長時間のソファ利用は控えるのが無難です。
座るときは「坐骨(ざこつ)」を意識することがポイントです。
坐骨とは、お尻の下にある骨のことで、
この坐骨で座るように意識することで骨盤が安定し、梨状筋への負担も減ります。
具体的には、
といった姿勢が理想です。
からだ快福クラブ北九州では、
痛みの出ている梨状筋だけに注目するのではなく、
仙腸関節(骨盤の後ろ)や股関節の動きの悪さを調整することを重視しています。
● 仙腸関節のゆがみを整えて骨盤の安定を取り戻す
● 股関節の柔軟性を回復して足の動きをスムーズにする
● 背骨・肩・肋骨のバランスも全体的に見て調整する
このようなアプローチにより、再発しにくい体づくりを目指しています。
梨状筋症候群は、ただその部分をもみほぐすだけではなかなか良くなりません。
普段の姿勢や座り方、体の使い方を見直すことが、とても大切です。
「座るのがつらい」「運転が不安」「足のしびれがなかなか取れない」
そんな方は、ぜひ一度当院の整体をご体験ください。
体全体のバランスを整えることで、本来の楽な体を取り戻すお手伝いをいたします。
2025年4月1日(火)