




夏は汗ばむ季節。しかし実は「夏の冷え」を訴える方が増える時期でもあります。
冷房の効いたオフィスや車内、冷たい飲食物の摂り過ぎが体を内外から冷やし、
自律神経のバランスが崩れることで肩こりや頭痛が慢性化しがちです。
本稿では、からだ快福クラブ北九州が考える夏の冷え対策と、
関連する肩こり・頭痛の改善ポイントをお伝えします。
外気温は高いのに深部体温は意外と下がる。
これが「夏の冷え」の特徴です。発汗による気化熱、
強い冷房による末梢血管の収縮、
ビールやアイスなど冷たい食品の大量摂取が内臓の働きを鈍らせます。
結果として血流が低下し、筋肉が酸欠状態になりやすく、肩こり・頭痛を誘発します。
これらが重なると体温調節機構が乱れ、血行不良が慢性化します。
首から肩にかけての筋肉が硬直すると、
頭部へ向かう血管や神経が圧迫され、緊張性頭痛や片頭痛の引き金になります。
夏の冷えが続くと、筋肉は常に「守る」ために収縮し、
僧帽筋や後頭下筋群がカチカチに。
これが「冷え肩こり→頭痛」の悪循環です。
3項目以上該当する場合、夏の冷えが肩こり・頭痛の主犯かもしれません。
◎上部胸椎と肩甲胸郭関節の解放
首周りだけでなく上部胸椎を検査し、
ソフトなモビリゼーションで胸椎をゆるめ肩甲骨を滑らせます。
◎骨盤の前後傾調整
骨盤後傾で頭部が前へ突出すると頚椎に負荷が増大。
骨盤と股関節を整え重心をリセットします。
◎クラニアル(頭蓋)リリース
脳脊髄液の循環を促し、自律神経のアンバランスを整えて頭痛を根本緩和。
これだけでも肩こりと頭痛の頻度は大幅減!
内臓が冷えると副交感神経が低下し交感神経が優位に。
血管が収縮し筋肉や脳への酸素供給が減るため、
肩こりと頭痛が同時発生しやすくなります。
夕方以降に頭が重くなる方は要注意です。
Q:冷房は何度が理想?
A:外気温との差を5℃以内にし、膝掛けや靴下で末端保温を。
Q:頭痛薬だけではダメ?
A:痛みは抑えられても冷えや筋緊張が残れば再発します。
整体とセルフケアで原因を断つことが重要です。
私自身、真夏でも氷水をがぶ飲みし肩こり・頭痛に悩んでいた過去があります。
整体の学びを通じて「冷えと筋緊張」を意識し始めてから症状は劇的に改善。
冷えを甘く見ないことの大切さを、施術を通じて患者様へお伝えしています。
夏の冷えは見落とされがちですが、肩こりや頭痛を根から作り出す隠れ犯。
ポイントは「温める・巡らせる・整える」。
整体で全身バランスを整え、セルフケアで血流を守れば、
暑い季節こそ軽やかな体で過ごせます。
からだ快福クラブ北九州では、痛みの少ない整体で
夏の冷え・肩こり・頭痛を総合的にサポートしています。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
2025年7月9日(水)

ぎっくり腰を一度経験すると、また再発するのではないかという不安を抱える方が多くいらっしゃいます。
実際に「何度もぎっくり腰になっている」というご相談も、当院にはよく寄せられます。
それは本当に「癖」なのでしょうか?
実はそこには、きちんとした理由があります。
ぎっくり腰を何度も繰り返す方は、「腰だけ」が悪いわけではありません。
骨盤の傾き、背骨の硬さ、股関節や足の動き、さらには呼吸の浅さまで、
さまざまな要因が重なって腰に負担が集中しているのです。
つまり、ぎっくり腰は「体全体のバランスの崩れが引き起こした結果」なのです。
・イスに浅く座ってスマホを長時間見ている
・重い荷物を中腰で持ち上げている
・ソファに寝転んでテレビを見ている
こうした日常のクセは、腰への負担を少しずつ積み重ねていきます。
「いつの間にか限界を超えてしまった」という状態が、ぎっくり腰として現れるのです。
当院では、座り方や立ち方、歩き方など、
日常生活の基本的な姿勢の見直しもお伝えしています。
「ボキボキしない」「無理に押さない」やさしい施術で、
骨盤や背骨の動きを調整し、腰に過剰な負担がかからない身体づくりを目指します。
特に大切にしているのは、
など、「腰をかばっていた周辺の部位」にしっかりとアプローチすることです。
施術の効果を持続させるために、自宅でできる簡単な自己療法もご案内しています。
そんきょの姿勢や、その場足踏みなど、
腰に無理をかけずに全身のバランスを整える方法を、動画でお届けすることも可能です。
「自分の体に合った方法」で「無理なく続けられる」ことが、セルフケアの基本です。
・朝、腰が重だるい
・腰を反らすと違和感がある
・靴下を履く動作がつらい
こうしたサインが出ているときは、
すでに身体のバランスが崩れ始めているかもしれません。
痛みが強くなる前に整えておくことで、再発を防ぐことができます。
繰り返すぎっくり腰に悩む方は、「体の使い方」と
「姿勢のクセ」に目を向けることで、根本的な改善につながります。
「またやってしまった…」を卒業したい方へ。
痛みのない施術とわかりやすい日常アドバイスで、
再発しにくい体づくりをサポートいたします。
お気軽にご相談ください。
2025年6月12日(木)

朝、布団から起き上がる時に「うっ」と腰が固まる感じ――。
多くの方を診ていると、原因は仙腸関節(骨盤のつなぎ目)の
硬さに行き着くことが少なくありません。
夜のあいだ動かずにいると、関節を包む靭帯が冷えて縮み
起床時に伸びにくくなるからです。
低反発マットレスやふかふかのベッドは、体が沈み込みやすいため寝返りが減ります。
寝返りは、眠りながら関節や筋肉をゆるめる自然なストレッチ。
動きが少なくなるほど仙腸関節は固まり、朝の腰痛につながりやすいのです。
私のお勧めは、昔ながらのせんべい布団か、体が沈みすぎない高反発マットレス。
・ほどよい硬さで骨盤が安定する
・寝返りがしやすく、関節を固めにくい
・背骨と骨盤が自然な位置を保ちやすい
慣れないうちは少し硬く感じることがありますが、
数日で体が順応し、寝返りも増えて腰のこわばりも減っていきます。
寝床の上でできる簡単セルフケアを紹介します。
ポイントは「大きく動かそう」と頑張らないこと。
ゆるい波を起こして靭帯と筋膜を目覚めさせるイメージで行いましょう。
終わった後、ゆっくり起き上がると腰の重だるさが和らぎやすくなります。
寝具選びと、朝のひと工夫で、つらい朝の腰痛はぐっと楽になります。
ぜひ今日から試してみてください。
2025年5月6日(火)

腰痛は、日常生活を大きく妨げるだけでなく、
スポーツ選手にとっても深刻な問題です。
実は私も、
競輪選手として現役時代に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、
その後も腰痛に悩まされ続けた経験があります。
この経験を通じて、腰痛予防の重要性を痛感し、
選手としても整体師としても数多くの試行錯誤を重ねてきました。
ここでは、現役時代の経験を交えながら
腰痛予防の具体的なポイントをお伝えします。
1. 競技生活での腰痛の発生とその原因
競輪は、体に高い負荷がかかるスポーツです。
特に、ペダルを踏み込む際に腰や骨盤に大きな力が集中し、
これが長期間にわたると椎間板に過剰な負担がかかります。
私が腰椎椎間板ヘルニアと診断されたのも、
まさにこうした負担の蓄積が原因でした。
現役時代、激しいトレーニングや
レースの後に感じる腰の痛みは日常茶飯事でした。
最初は筋肉疲労だと思っていましたが、
ある日突然、脚に痺れを感じるようになり、
診断の結果、椎間板ヘルニアであることが判明しました。
このとき、腰痛を軽視していたことを深く反省し、
腰への負担を減らす方法を本格的に模索し始めました。
2. 座り方の意識が腰痛予防の鍵
現役時代に特に実感したのは、座り方の重要性です。
競輪選手はトレーニング以外でも自転車に座る時間が長く、
姿勢の悪さが腰痛を悪化させる要因となっていました。
診断後、リハビリの一環として
「坐骨で座る」ことを徹底的に学びました。
椅子に座るとき、
骨盤を立てて坐骨で体重を支えることで、
腰椎への負担を大幅に軽減できることを知りました。
また、骨盤の真上に頭を置く姿勢を意識することで、
背骨全体が自然なカーブを保ち、腰痛の予防だけでなく、
体全体の動きがスムーズになることを体感しました。
この意識は現役を引退した今でも続けており、
患者様にも強く推奨しています。
3. ぎっくり腰を含めた腰痛との向き合い方
現役時代には椎間板ヘルニアだけでなく、
何度もぎっくり腰を経験しました。
特に、トレーニング中に不意に腰に激痛が走り、
しばらく動けなくなったこともあります。
この経験を通じて気づいたのは、
腰痛はその場しのぎでは治らないということです。
その後、骨盤周りの筋肉を柔らかく保つストレッチや、
日常的にできるセルフケアを取り入れることで、
徐々に腰痛を克服していきました。
現役引退後も腰痛が再発しないよう、
日々の姿勢や動作を意識しています。
4. 競技経験を活かした整体のアプローチ
現役時代の腰痛との闘いから得た教訓を、
整体師としての施術にも活かしています。
当院では、患者様一人ひとりの腰痛の原因を丁寧に分析し、
骨盤や背骨の歪みを整えることで根本的な改善を目指します。
例えば、競技中に学んだ身体の動かし方や筋肉の使い方を応用し、
腰に負担をかけない姿勢や動作を指導します。
また、患者様が日常生活で無理なく
取り入れられるセルフケア方法を提案し、
腰痛予防のサポートを行っています。
5. 腰痛予防のための日常的なケア
現役時代から続けている腰痛予防のセルフケアには、
以下のようなものがあります。
骨盤周りのストレッチ:
太ももの裏やお尻の筋肉を伸ばすことで、腰椎への負担を軽減。
モゾモゾ体操:
仰向けに寝て骨盤を軽く動かすことで、
脊髄液の流れを促進し腰周りをリラックス。
姿勢改善の意識:
椅子に座る際や歩行時に骨盤の位置を意識し、
腰への負担を減らす。
これらは、腰痛の予防や改善に非常に効果的であり、
多くの患者様にも実践していただいています。
最後に
現役時代に椎間板ヘルニアやぎっくり腰を経験したことで、
腰痛の辛さやそれに向き合う重要性を身をもって学びました。
腰痛を予防するためには、
日々の生活習慣を見直し、
正しい座り方やセルフケアを取り入れることが不可欠です。
また、腰痛が深刻化する前に専門的な施術を受けることで、
根本的な改善が可能です。
私の経験が、同じように腰痛に悩む方々のお役に立てれば幸いです。
一緒に腰痛のない快適な生活を目指しましょう。
2024年12月21日(土)

背中の痛みは多くの人が経験する不調の一つです。
デスクワークやスマホの長時間使用、運動不足など、
現代の生活習慣が原因となることが少なくありません。
この記事では、背中の痛みの原因と、整体による改善方法について解説します。
背中の痛みの主な原因
背中の痛みの原因はさまざまですが、
以下のような要因がよく見られます。
1. 筋肉の緊張と疲労
長時間の同じ姿勢やストレスによって筋肉が硬くなり、
血流が悪化することで痛みが生じることがあります。
2. 姿勢の崩れ
猫背やストレートネック、骨盤の歪みなど、
体のバランスが崩れることで背中に負担がかかり、
痛みが現れることがあります。
3. 背骨や関節の問題
背骨(特に胸椎)の可動性が低下すると、
肩甲骨や周囲の筋肉にも影響を与え、
痛みを引き起こすことがあります。
4. 内臓の影響
内臓の疲労や不調が背中の筋肉を緊張させ、
痛みとして現れることもあります。
整体でのアプローチ
整体では、背中の痛みの原因を根本から探り、
体全体のバランスを整えることで改善を目指します。
1. 骨盤の調整
骨盤の歪みを整えることで、
背骨全体のバランスが改善されます。
骨盤の前傾・後傾を調整することで、
背中への負担を軽減します。
2. 胸椎の可動性の改善
背中の中心部分にある胸椎が硬くなることが多いため、
胸椎の動きを滑らかにすることが重要です。
胸椎を柔軟にすることで、肩甲骨や筋肉の緊張が緩和されます。
3. 肩甲骨まわりの調整
背中の痛みの多くは肩甲骨の動きの悪さが関係しています。
整体では、肩甲胸郭関節の調整や筋膜のリリースを行い、
肩甲骨を正しく動かせるようにします。
4. 筋肉と筋膜のリリース
硬くなった筋肉や筋膜をほぐすことで、
血流が改善し、痛みが軽減されます。
5. 生活指導とセルフケア
正しい姿勢の指導や、自宅でできる
簡単なセルフストレッチを提案します。
特に「骨盤を立てた正しい座り方」を意識することで、
痛みの再発防止が期待できます。
自宅でできるセルフケア
背中の痛みを予防・改善するために、
自宅でできるケアも重要です。
1. 正しい座り方を意識する
椅子に座るときは、骨盤を立て、
頭蓋骨が骨盤の真上に来るように意識しましょう。
2. 軽いストレッチ
痛みがない範囲で背中をゆっくりと動かすストレッチを行い、
筋肉の緊張を緩めます。
3. デスクワークの合間に休憩を取る
長時間同じ姿勢を続けないようにし、
1時間に1回は立ち上がって体を動かしましょう。
4. 深呼吸
胸郭を広げる深呼吸は、
背中の筋肉をリラックスさせ、
血流を促進します。
整体で背中の痛みを改善し、快適な日々を
背中の痛みは、生活習慣や
姿勢の見直しで大きく改善することができます。
整体では、痛みを取り除くだけでなく、
再発防止のための体づくりをサポートします。
「背中の痛みが続く」「セルフケアでは改善しない」という方は、
ぜひ一度整体を受けてみてください。
からだ快福クラブ北九州では、
患者さん一人ひとりの状態に合わせた施術を提供しています。
お気軽にご相談ください。
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痛みのない快適な体を目指して、一緒に解決していきましょう。
2024年11月28日(木)