




暑い日はついシャワーで済ませたくなります。
でも、「夏に湯船って必要?」と思ったときが、実は見直しのチャンスです。
湯船に浸かる一番の理由は、体と心のスイッチを夜モードに切り替えること。
水圧で足にたまった血液が戻りやすくなり、全身がゆるみます。
シャワーだけでは表面しか温まりにくいのに対し
湯船はじんわり「芯」を温めます。
とはいえ、夏は“のぼせない入り方”が大切。
おすすめは38〜40℃のぬるめ。
肩までどっぷりではなく、みぞおちまでの半身浴で5〜10分。
暑い日は「2〜3分 × 2回」に分けてもOKです。
短くても“気持ちよさ”が合図になります。
入るタイミングは、就寝の1〜2時間前が理想。
一度あたためてから体温が下がる過程で眠気が自然にやってきます。
寝苦しい夜の「入眠儀式」にしてみてください。
水分補給も忘れずに。
入浴の前後にコップ1杯の水(または白湯)を。
お酒を飲んだ直後の入浴は脱水や事故のもと。別の時間にしましょう。
意外に多いのが、冷房による“冷え”とむくみ。
足先が冷える、夕方に足が重い—そんな日は湯船が味方です。
もし湯船が面倒なら、**足湯(くるぶし上までの桶で5〜10分)**でも十分。
「今日は足だけ」「週末は湯船」など、無理なく続けましょう。
外から汗だくで帰った直後は、まず扇風機やシャワーで汗を流して一呼吸。
少し落ち着いてから、ぬるめの湯に。
仕上げに手足だけを冷水でサッと流すと
肌がキュッとしてベタつきにくくなります(頭やお腹は冷やしすぎないように)。
お風呂時間を心地よくする小さな工夫も効果的。
湯船では長く息を吐く呼吸を意識して「ふーっ」と脱力。
香りが好きな方はラベンダーなどをほんの少し。
※ペットと同じ空間では香りは控えめにしましょう。
避けたほうがいい状態も書いておきます。
強い疲労や発熱・下痢などで体力が落ちているとき
脱水時、飲酒直後、動悸やめまいがあるときは無理をしない。
持病のある方、妊娠中の方は主治医の指示を優先してください。
入浴中に「変だな」と感じたら、すぐに上がって休みましょう。
まとめると、夏も湯船は“正しい入り方”ならメリットが多い。
ぬるめ・短め・半身浴。入る前後に一杯の水。就寝前の習慣に。
毎日でなくても構いません。
「気持ちいい」と体が言う範囲で続けることがいちばんです。
シャワーだけの日、足湯の日、湯船の日。うまく組み合わせて、
暑い季節を軽やかに乗り切りましょう。
水素風呂のレンタルは超おすすめです。
2025年8月12日(火)