




最近、当院には“メンテナンス目的”で来られる方が多くいらっしゃいました。
定期的に来られているTさん(50代女性)は、
「毎月、この日って決めて予約してると忘れないし、体も楽なんです」
とおっしゃいます。曜日ではなく、“自分のペース”を大切にされています。
一方、今日来られたIさん(50代女性)はシフト制のお仕事。
決まった日には来れませんが、1か月くらいのペースで
必ずお電話でご予約くださいます。
帰り際、Iさんがふとこんなことを聞いてこられました。
「先生、私、初めて来てからもう5年くらいになりますかね?」
カルテを確認すると、なんと来月で丸5年!
私も思わず「もうそんなに?」と驚きました。
Iさんは、続けてこんなふうに話してくれました。
「最近ではね、自分のからだの状態を前よりも気にするようになったんよ」
「1か月くらい経つと、“そろそろ行った方が良さそう”って思うようになって。
だから前みたいに辛くなる前に来れるんよ!」
この言葉には、本当にうれしくなりました。
さらに、今ちょうどメンテナンスに移行しつつあるDさんは、
「あれ?って思ったときに教えてもらったストレッチをすると、楽になるんですよ」
と笑顔で話してくれました。以前は家事が怖かったそうですが、今では安心して動けるようになったそうです。
忙しい毎日を送っていると、つい自分の体のことは後回しになりがちです。
でも、体はいつも何かを教えてくれています。
「ちょっと重たいな」「動きが悪いな」「呼吸が浅いかも」
そんな小さなサインを見逃さずに、“今の自分の状態”を感じてあげること。
それが、これからの不調を防ぐ第一歩になるのだと思います。
1日は24時間。ほんの数分でもいいから、自分の体と会話する時間を取ってみませんか?
「今、どんな感じ?」
「無理してない?」
と、心の中で問いかけてみるだけでも、体はホッとするかもしれません。
2025年6月13日(金)