朝、目覚めた瞬間に首がズキッと痛み、思うように動かせない――。
これが「寝違い」です。
首を回そうとすると痛みが走り、日常動作にも支障が出てしまいます。
しかし、実はこの痛みは単に「寝る姿勢の悪さ」や「枕の高さ」だけが原因ではありません。
この記事では、からだ快福クラブ北九州が考える寝違いの原因と、
当院の整体アプローチ、そしてご自宅でできる予防・セルフケアについて詳しくご紹介します。
寝違いの主な原因は「首そのもの」ではない
多くの方は「首をひねってしまったから首が痛い」と思われますが、
寝違いの根本原因は、首だけにあるとは限りません。
特に多いのは次のようなケースです。
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上部胸椎(背中の上の方)の動きの硬さ
首と背中はつながっており、背中の上部が硬くなると首に過剰な負担がかかります。 -
肩甲骨の動きの制限
肩甲骨は首や肩の動きを支える重要な部位。ここが固まると首の動きが制限されます。 -
骨盤の傾きや歪み
首は骨盤の上に背骨を通して支えられています。 -
骨盤が前傾・後傾していると、その上に乗る背骨が歪み、
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首に負担がかかりやすくなります。
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冷えや血行不良
寝ている間の冷えや、血流の滞りも筋肉を硬くし、寝違いを起こしやすくします。
つまり、寝違いは「結果として首が悲鳴をあげている」状態であり、
首だけを揉んでも本質的な改善にはつながらないことが多いのです。
当院の整体アプローチ
からだ快福クラブ北九州では、寝違いへの施術において
「首には最小限の刺激」 を心がけています。
首そのものは非常にデリケートな部位のため、直接的に揉んだり強く押したりせず、
まずは土台から整えていきます。
施術の流れ
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骨盤の前後傾を調整
骨盤の傾きが整うと、背骨全体のバランスが回復します。 -
上部胸椎と肋骨の可動性アップ
背中の上の方と肋骨をやわらかくすることで、首の動きもスムーズになります。 -
肩甲胸郭関節(肩甲骨と肋骨の間)の滑り改善
肩甲骨がしなやかに動くことで、首の負担が大きく減ります。 -
首まわりは必要最低限で安全に
関節にピンポイントで触れる場合もありますが、痛みを我慢させることはありません。
むしろ「イタ気持ちいい」程度の刺激で安心して受けられます。
ご自宅でできるセルフケア
施術後は、回復を早めるためにセルフケアを行うことが大切です。
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首を無理に回さない
痛みがある方向へは動かさず、可動域が戻るまで安静に。 -
首・肩まわりを温める
蒸しタオルやマフラーで温め、血行を促進します。 -
正しい座り方を意識
「坐骨で座る」ことを意識し、骨盤の真上に頭蓋骨がくるようにします。 -
スマホの位置を目線の高さに
うつむく姿勢は首への負担大。アゴを引きすぎないこともポイント。 -
ゆっくり長く吐く呼吸
呼吸で筋肉の緊張をゆるめ、自律神経を整えます。 -
枕の高さ調整
高すぎる枕は首の負担になるため、バスタオルなどで細かく調整。
病院を受診すべきケース
整体で対応できる寝違いも多いですが、
以下の症状がある場合はまず医療機関を受診してください。
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強いしびれや腕・手に力が入らない
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発熱や全身のだるさを伴う
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交通事故や転倒の後に痛みが出た
早めの対応が回復のカギ
寝違いは放っておくと、首・肩の動きが硬くなり、
慢性的な肩こりや頭痛の原因になることがあります。
「そのうち治るだろう」と我慢せず、できるだけ早く専門家にご相談ください。
からだ快福クラブ北九州では、やさし
い整体で土台から整え、安心して動ける体を目指します。
痛みを抱えたままの毎日はつらいもの。
あなたが少しでも早く笑顔になれるよう、お手伝いします。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。





