重曹うがいで、口の中をやさしくリセット
使うのは薬局で買える「純粋な重曹」(食用・薬用グレード)。
余計なものが入っていないタイプを選びましょう。
重曹は弱アルカリ性。
食後や胃酸の影響で酸性に傾いた口内を中和し、歯垢を落としやすくしてくれます。
口臭対策にも役立ち、口の中がスッキリします。
着色汚れ(黄ばみ)も、こすりすぎない範囲で落ちやすくなります。
※「歯が真っ白になる」などの即効的な効果を保証するものではありません。
なぜ重曹が良いの?
- 口の中の細菌は、酸性の環境を好むもの(虫歯菌・歯周病菌など)と、そうでないものがいます。
- pHが中性(7)に近づくほど、酸を好む菌は増えにくくなります。
- 重曹は酸を中和して、菌が増えにくい環境づくりを手伝います。
作り方・使い方
方法A:コップでその都度
- コップ1杯の水(100〜200ml)に重曹 小さじ1/4〜1/2を溶かす。
- 口に含み、頬の筋肉で30秒ほどクチュクチュ(喉でガラガラはしない)。
- 吐き出す(飲み込まない)。
方法B:ペットボトルで作り置き
- 500mlの水に重曹 小さじ1杯。よく振って溶かす。
- 使うたびコップに少量注いでクチュクチュ。
タイミングのコツ
- 歯みがき前:歯垢が落ちやすくなる。
- 歯みがき後:中和効果が口の中に残りやすい。
- 目安は、みがき前は数分じっくり、みがき後は30秒。
期待できること
- 口内の酸を中和して、虫歯リスクを下げる助けに。
- 口臭対策。
- 歯垢・着色汚れが落ちやすく。
- 初期の「白く濁った脱灰(だっかい)」は、適切なケアで再石灰化が進むことがあるとされます。
※治療が必要な虫歯や歯周病を治すものではありません。定期的な歯科受診は続けましょう。
歯周病菌・虫歯菌と全身の病気の関わり
お口の中の状態は全身の健康とも関係します。研究では、歯周病菌や虫歯菌が次のような病気や不調と関連する可能性が指摘されています。
- 心血管疾患(動脈硬化・心筋梗塞など)
- 糖尿病(血糖コントロールの悪化)
- 誤嚥性肺炎
- 妊娠時の合併症(早産・低体重児など)
- 認知機能の低下に関する報告もあります
だからこそ、毎日の口腔ケアが大切。重曹うがいは手軽な補助ケアとして役立ちます。
安全に使うための注意
- 飲み込まない。うがい後は吐き出す。
- 濃すぎるとしみたり荒れたりします。薄めから始め、問題なければ続ける。
- 直接の重曹みがきは控えめに(研磨性があり、歯や歯ぐきを傷める恐れ)。基本はうがい中心。
- 高血圧・腎臓病・減塩中・胃の弱い方、子どもは使用前に医師・歯科医に相談を。
- 痛み・出血・ぐらつきなどの症状がある時は受診が最優先。
まとめ
- 薬局の純粋な重曹で作る重曹うがいは、口の中を中和して清潔に保つシンプルな方法。
- 虫歯菌・歯周病菌が増えにくい環境づくりを手伝い、口臭や着色汚れにも〇。
- 全身の病気との関連も指摘されているため、毎日のケアが大切。
- ただし、治療の代わりではありません。定期検診と合わせて、やさしく続けるのがコツです。
(重曹の話題)
https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/968a52c68d842890e2994663a3d2b61d
必要なら、院内配布用の短いチラシ版や、Googleビジネス用の投稿文にも整えます。いつでも言ってください。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。





