ぎっくり腰は、強い痛みがおさまっても終わりではありません。実は“痛みへの不安”と“かばい動作”がクセになり、骨盤や背骨の配列が崩れたまま固定されると、再発や慢性腰痛に移行しやすくなります。本記事では、ぎっくり腰後の回復期に大切な考え方と、当院(からだ快福クラブ北九州)の整体方針、日常でできる再発予防のポイントを、やさしい言葉でまとめました。
なぜ慢性化するの?——4つの悪循環
- 恐怖と緊張:また痛むのが怖くて体を固める→筋肉が硬くなり血流が低下。
- かばい歩き:片側に体重を逃がし、骨盤が前傾・後傾に偏る→腰へ負担集中。
- 上部胸椎の硬さ:背中上部が固まると肋骨が動かず、呼吸が浅くなる→腹圧が保てず腰が不安定。
- 足の使い方:かかとからドンと着地する癖や、硬い靴・合わないインソールで足指が働かない→衝撃が腰へ直撃。
この連鎖を断ち切ることが、慢性化を防ぐ鍵です。
からだ快福クラブ北九州の考え方と整体方針
当院は痛む所だけを揉むのではなく、原因をつくる離れた部位まで観ることを大切にしています。特に次のポイントを重視します。
- 骨盤の前後傾の調整:座り方や立ち方のクセで傾いた骨盤を中立へ。ここが土台です。
- 上部胸椎(T1〜T4)をやわらかく:肋骨の角度を整え、呼吸の広がりを回復。腹圧が働き、腰の負担が軽くなります。
- 肩甲胸郭関節のスライド:肩甲骨の滑りを出し、背中全体のしなりを取り戻します。
- 股関節と足部の連動:足指がしっかり機能するように促し、アーチの働きを回復。原則としてアーチを固定するインソールは勧めません。 靴はつま先がよく曲がり、足指がのびのび動く柔らかい靴を推奨します。
- 頭蓋の微調整:全身の緊張をゆるめ、脳脊髄液のめぐりを整える目的で、やさしい手技を用います。
施術の特徴
- 全体はやさしく、原因部位はピンポイントに。不要な強刺激は使いませんが、問題の関節や筋膜には「効いている」と感じる**安心の“良い痛み”**でアプローチします。
- 座り方・歩き方までセットでお伝えします。施術だけでなく、使い方を変えることが再発防止の近道です。
- LINEでのフォロー:自宅でできる簡単なセルフストレッチや自己療法を、動画で個別にお届けします。
再発を防ぐためのセルフケア
※痛みが強い時や不安がある時は、無理をせずご相談ください。
1)座り方
- お尻を後ろに引いて、坐骨で座る。
- 骨盤の真上に頭蓋骨が来るように意識。あごを軽く引き、みぞおちをふわっと開く。
- 長時間同じ姿勢を避け、30〜40分に一度は立つ。
2)立ち方・歩き方
- 立つ時は、足裏全体で床を感じて、ひざをロックしない。
- 歩く時は、かかとで強く着地しない。足裏が“コトン”と静かに接地し、指で地面をやさしく送り出す感覚を大事に。
3)動き出しの工夫
- 朝一番や、座りっぱなし後は、いきなり前かがみにならない。まず骨盤を前後にゆらす小さな準備運動を数回。
4)呼吸
- 鼻から吸い、肋骨が横にも後ろにも広がるのを感じる。吐く息で肩の力を抜く。浅い胸呼吸から、ゆったりした呼吸へ。
病院受診の目安
- じっとしていても強い痛みが続く
- 足にしびれ・脱力がある、排尿排便に異常がある
- 痛みが引いても、同じ場所を何度も繰り返す
こうした場合は、専門の医療機関の受診をおすすめします。そのうえで整体による負担分散や再発防止を図るのが安心です。
最後に——「怖さ」を減らし、「使い方」を変える
ぎっくり腰の後は、痛みそのものよりも、怖さが体を固めることが慢性化の原因になります。やさしい整体で体のしなりを取り戻し、骨盤と上部胸椎を整え、日常の“使い方”を切り替える——この流れをつくれば、腰は確実にラクになります。
北九州でぎっくり腰を繰り返してお困りの方は、どうぞ一度ご相談ください。からだ快福クラブ北九州は、痛みの根っこを見つけ、再発しにくい体づくりを全力でサポートします。ご予約はお電話・ホームページから。施術後もLINEでしっかりフォローいたします。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。





