子どもの姿勢と座り方が未来の健康を左右する

1 姿勢がくずれる背景

スマホやタブレット、ゲーム機が身近になった現代。子どもたちは長時間同じ姿勢で過ごすことが多くなり、「姿勢の崩れ」が目立つようになってきました。

床にあぐらをかく、椅子に浅く腰かけて背もたれに寄りかかる、足を投げ出して座る…こうした「楽な姿勢」は骨盤を後ろに倒し、背骨の自然なカーブを失わせてしまいます。成長期の柔らかい体にこの姿勢がクセづいてしまうと、将来的な体の不調につながる恐れもあります。

2 悪い姿勢が招く4つのリスク

1. 集中力の低下
頭が前に出た姿勢は呼吸を浅くし、脳への酸素供給が減るため、集中力が続きにくくなります。

2. 運動能力の伸び悩み
体幹が不安定なまま成長すると、手足にうまく力が伝わらず、運動が苦手になる子もいます。

3. 肩こり・腰痛の早期化
上半身を支える筋肉に負担がかかり、小学生でも肩こりや腰痛を訴えるケースが増えています。

4. 自尊心への影響
猫背の姿勢は胸が開かず、声が小さくなりがちです。それが自己表現の苦手意識にもつながることがあります。

3 理想的な座り方5つのポイント

1. 骨盤を立てて坐骨で座る
「坐骨(ざこつ)」というお尻の下にある骨で座ることを意識すると、骨盤が自然に立ち、背骨のバランスが整います。

2. 頭を骨盤の真上に置く
耳・肩・腰が一直線になるように座ると、姿勢が安定しやすくなります。

3. 足裏をしっかり床につける
椅子が高くて足がぶらぶらする場合は、足台を使うのがおすすめです。

4. 膝と股関節は90度前後
椅子の高さを調整して、太ももが水平に近くなるようにします。

5. 背もたれは「寄りかかる」ではなく「軽く触れる」程度
背筋を使って支え、疲れたらこまめに立ち上がることが大切です。

4 親ができる3つのサポート

1. 環境を整える
子どもの身長に合った机と椅子を用意し、足が床につかない場合は踏み台を活用しましょう。

2. 声かけよりも見本を
「背筋を伸ばして!」と繰り返すより、まずは親自身がよい姿勢を見せることが効果的です。

3. 姿勢チェックを一緒にする
鏡の前に立って耳・肩・腰の位置を確認したり、学校帰りに「今日はどんな座り方だった?」と話を聞いたりすることで、子ども自身も自分の姿勢を意識できるようになります。

5 からだ快福クラブ北九州の取り組み

当院では、親子で骨盤を立てる感覚を実際に体験しながら、家庭や学校で実践できる座り方をわかりやすく指導しています。

施術歴20年以上、元競輪選手でもある院長が体の構造を踏まえた的確なアドバイスを行い、女性スタッフが子どものサポートも丁寧に行います。

ご希望の方には、LINEを通じたアフターフォローや姿勢チェック動画の配信も行っておりますので、お忙しいご家庭でも安心して続けられます。

良い姿勢は一生の宝物です。
今のうちから「正しい座り方」を身につけることは、未来の健康と自信を育む第一歩になります。
ご家庭で少しずつ取り入れてみて、気になることがあればぜひ当院にご相談ください。

からだ快福クラブ北九州は、子どもたちの健やかな成長を全力で応援しています。

※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。

子供の猫背でお悩みのご両親へ

子供の姿勢を良くしたいとお悩みの方へ