夏こそ冷えに注意 ― 腰痛・肩こりを悪化させないために
真夏日が続くと「暑さ対策」ばかり気になりますが、実は夏の冷えこそが腰痛・肩こりの隠れた原因になることをご存じでしょうか。外では汗だくでも、オフィスや自宅では強い冷房にさらされ、体の深部が冷え切ってしまう──この温度差が血流を滞らせ、腰痛や肩こりを慢性化させる大きな要因です。
体が冷えると血管が収縮し、筋肉の酸素不足が起こります。その結果、張りやコリが強まり、腰部の筋膜や肩周りの僧帽筋に痛みが蓄積。特にデスクワーク中は同じ姿勢が続くため、冷えと筋緊張が相乗的に作用し、腰痛・肩こりがいっそう悪化します。また、胃腸の働きも鈍るため自律神経が乱れ、睡眠の質低下や慢性疲労にもつながりやすくなります。
冷えから身を守る簡単セルフケア
- 冷房は外気との差を5〜7℃以内に設定し、直接風を浴びない配置に。
- 首・お腹・足首は“冷えの三大弱点”。薄手のストールや腹巻き、レッグウォーマーでガード。
- 冷たい飲み物は一気飲みを避け、常温水や温かいお茶をこまめに摂取。ショウガやシナモン入りのハーブティーもおすすめ。
- 30分ごとに立ち上がり、その場足踏みや“スクワット”で全身に血流を促進。
- 就寝前はぬるめの入浴で芯から温め、深い眠りで筋肉をリセット。
こうした習慣を取り入れることで、夏でも体内の「温かさ」を保ち、腰痛・肩こりをはじめとする痛みや不調を予防できます。冷え対策を怠らず、快適な夏を過ごしましょう。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。





